セッションハウス・アワード2025

2026年　セッションハウス・アワード　ダンス花2026

2026年2月7日（土）15:00/19:00　に開催予定

セッションハウス・アワード　ダンス花2025 受賞者発表

セッション・ベスト賞

大森弥子・堀川千夏『be there not there』
作：大森弥子・堀川千夏　出演：大森弥子

ＮＤＡ国際ダンスフェスティバル大邱招聘

大森弥子・堀川千夏『be there not there』
作：大森弥子・堀川千夏　出演：大森弥子

セッションハウス・アワード審査員　松本大樹、笠井瑞丈、尾本安代
NDA参加作品選出ユ・ホシク

八坂采音『30年ぶりの天使』

野沢心南・田代さつき『she and her』

平田鱈『どうしても思い出せない』

大森弥子・堀川千夏『be there not there』

井上渚・@@@@『REPLACEABLE??』

Choomna Dance Company 『CHANG-G-DA!』

選考に当たった審査員より講評致します。

尾本安代

今回「ダンス花」5組と韓国からのゲストChoomna Dance Companyの6作品はそれぞれ個性的でユニークな作品が並びました。
昼・夜両公演ともに拝見しました。昼は初めて出会う作品達がどのような展開になるのか興味深く見入っていました。
ユーモラスなものやシャープなダンス、不思議な雰囲気のダンスも。
数時間の休憩を挟み昼公演の印象が残っている中での夜公演で作品の強度を増したと感じられたのが大森弥子さんの『be there not there』でした。思考が身体のムーブメントから見えて来る充実したダンスの時間となりました。

松本大樹

いきたいところはあの伸びきり、形を最大限使いきった後のその先ですよね、こぼしちゃえばいいのに、と　身体ではもうイメージできているしこぼれてしまおうがあなたの技術は確実にバランスをとるために探り工夫する、必ず見つけます、技術の本領をイメージできている体でしたうまくいきイメージと繋がった感覚を積み重ねていくよろこびを体で知っていければ(マチネ回)

笠井瑞丈

すべての作品がとても良いものが揃っていました。その中で選ぶというのはとても難しいのですが、コンセプトが全面に出ているものが多かったと感じています。そこを超える身体性身体性が見たいという思いを強く持ちました。その中で大森さんの作品は、強い身体性、そして見ていてとても気持ちよく、グッと引き込まれる作品でした。シンプルに身体一つで踊る、そこにとても共感が持てました。

一般社団法人セッションハウス企画室より企画の経緯を説明いたします。

2024年度「若手ダンサー支援プロジェクト」は、アーツカウンシル東京からの助成を得て若手ダンサーのステップアップを支援、セッション賞の選出、韓国NDAへの招聘を目的に実施しました。
U25,U35を対象に出演者を公募し、プログラム監修者(望月崇博、石渕聡)が各回7組を書類選出。2024年9月14日「21フェスU25」、9月15日「21フェスU35」を上演。終演後のズーム感想会を実施。望月崇博が観客アンケートの分析、石渕聡による作品分析、アドバイスを共有。「ダンス花」出演者としてU25から2組、U35から3組を選出しました。選出された5組には新作を依頼。ダンサーたちはオープンリハーサルでの中間発表をはさみながら短期間でのクリエーションで作品創作に挑戦しました。

2025年2月1日、若手ダンサー支援プロジェクト「ダンス花」を開催。
韓国からNDAプロデューサーのユ・ホシク、Choomna Dance Companyを招聘。日韓のダンサー6組がそれぞれの作品を上演しました。
振付家の創作コンセプト、石渕氏の作品講評、望月氏のアンケート分析を後日ズーム感想会で共有し、企画する私たちにも大きな気づきのあるものとなりました。短期間で新作まで導く事の難しさの中で、出演者同士、監修者などとの交流を深めることでダンサーたちの意識の変化も感じました。「先人たちが切り拓いてきてくれた、身体的な技術の挟間に介在する表現の可能性の黄金郷に対して正面から取り組み戦ってきたダンスの歴史(石渕聡)」を、私たちも突き進み、継続することで、日本文化としてのダンスの創出を今回は予感しました。一般社団法人セッションハウス企画室理事3人（松本大樹、笠井瑞丈、尾本安代）が真剣な討議の結果今年は久しぶりに「ベスト賞」がうまれました。韓国招聘作品は交流条件として日韓それぞれが選出します。今回の韓国からのChoomna Dance Companyはセッションハウス(鍋島峻介)が渡韓し選出。今年の夏の大邱への招聘作品も大森弥子・堀川千夏『be there not there』と今回は珍しく日韓全員一致での選出となりました。日本独特の作品の面白さの強度をどう上げるか、今回のダブル受賞には一つの示唆があるように感じます。
未だに世界は不安定の中にありますが、若手ダンサーたちの挑戦が実を結び、ダンスの自由と寛容性が社会に役立つことを願って今後もやり続けてまいります。

一般社団法人セッションハウス企画室　スタッフ代表　伊藤直子

「若手ダンサー支援プロジェクト」２年目の挑戦！

”ダンスの土壌”を耕します。

若手ダンサー支援プロジェクト
ダンス花

公演日時

2025年
2月1日(土)15:00/19:00

※開場は開演の30分前

失われた身体の回復若手ダンサー支援プロジェクト最後の自然と言われる肉体の持つ豊かさを、独自の視点で視覚化するダンス表現!
その可能性に日韓6組のダンサー達が挑戦! あなたの求める未来がきっとそこにある!

出演者情報

井上渚・@@@@『REPLACEABLE??』

振付・出演：井上渚

大森弥子・堀川千夏『be there not there』

作・出演：大森弥子　作：堀川千夏

野沢心南・田代さつき『かもしれない』(仮)

振付：田代さつき　出演：野沢心南・田代さつき

　
平田鱈『どうしても思い出せない』

振付：平田鱈

住人と隣人： zzzpeaker、平田鱈

八坂采音『30年ぶりの天使』

作・出演：八坂采音

出演：N.Y/ こと c/ とぅってぃー/スズキ。/ ゆーご

ゲスト
Choomna Dance Company 『CHANG-G-DA!』
振付：Joseph Kim
出演：Seahyun Lee,Mira Mun

審査員・監修

一般社団法人セッションハウス企画室理事

尾本安代
谷桃子バレエ団シニアプリンシパル

松本大樹
東洋大学非常勤講師

笠井瑞丈
「笠井瑞丈× 上村なおか」主宰

若手ダンサー支援プロジェクト監修

望月崇博
帝京科学大学教育人間科学部こども学科助教

石渕聡

大東文化大学文学部教育学科教授

New Dance for Asia in 大邱
ユ・ホシク　Yu hosik NDA プロデューサー

チケット料金(税込)

劇場観覧 \2,800　配信(19時) \1,500
全席自由

ご予約方法

セッションハウス
以下の予約フォームよりお申し込みください。

公演ご予約はこちら

チラシ裏面

公開ズーム感想会

プロジェクト監修者ふたり（石渕聡・望月崇博）の作品分析・解説盛りだくさんでなんと参加無料!
「あのシーンはこうだった!」ダンス創作・鑑賞のポイントがわかるズームライブ。

2025年2月5日(水)20:00開始
以下のリンクよりお気軽にご参加ください

Zoom ミーティングに参加する
https://us05web.zoom.us/j/6911412744?pwd=WTVIS3plVTAyc3dma2dHdlc4dzhqQT09&
omn=81510085882
ミーティング ID: 691 141 2744
パスコード: X4NwzL

会場

神楽坂セッションハウス

出演者一覧

井上渚　@@ @@:

井上渚:
埼玉県出身。 1995年生まれの29歳。未婚。 5歳よりモダンダンスを始め、お茶の水女子大学でコンテンポラリーダンスを学ぶ。趣味は飲み会。
@@ @@:
@@@@@@県出身。 @@@@ 年生まれの @@歳。@婚。@歳より@@@@@@@@を始め、 @@@@@@@@で @@@@@@@@@@@ 学ぶ。趣味は@@@@.

大森弥子堀川千夏

大森弥子 (作・出演)
北海道出身。幼少期よりクラシックバレエを学び20歳でコンテンポラリーダンスに出会う。札幌を拠点に国内の様々なダンス作品、演劇、オペラに出演。
堀川千夏 (作)
北海道札幌市出身。 5歳よりクラシックバレエ、 13歳よりコンテンポラリーダンスを学ぶ。 OrganWorks、BALAに所属する他、自作の発表やバレエダンサーへの指導にも力を入れている。

平田鱈

1997年生まれ。神奈川の鶴見川沿いにある稽古場で4歳より現代舞踊を踊り始める。 2016 年より日本女子体育大学にて岩淵多喜子にコンテンポラリーダンスを師事。熊谷拓明、田村興一郎、黒須育海などの作品に参加。
1910年なかばに起こった芸術思想ダダイズムに強く影響を受け、踊る行為をばらばらのものを繋ぐ「コラージュ」と題し、排泄しきれない感情や戯言の行き場を身体に任せ、現在ダンサーとして活動している。

野沢心南　田代さつき

田代さつき (振付) 日本大学芸術学部演劇学科舞踊コース洋舞専攻卒業。現在同大学院に在学中。
クラシックバレエを坂口晶子に師事、コンテンポラリーダンスを木原浩太に師事。大学在学時に、心をほっこりさせるダンスカンパニー【@Yudo-fuu】 (ゆどうふ) を旗揚げし、活動中。
2024年山口国際ダンスコンペティション第2位受賞。

八坂采音

主催・制作：一般社団法人セッションハウス企画室
プログラムディレクター：伊藤直子
共催：㈱セッションハウス
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京［東京芸術文化創造発信助成］

ゲスト

Choomna Dance Company

振付：Joseph Kim
出演：Seahyun Lee,Mira Mun

Joseph Kim　プロフィール
韓国国立芸術大学振付科を卒業し、学士号と修士号を取得後、プロの振付家としてのキャリアを開始。
2011年には、韓国国立現代舞踊団の振付家ベースキャンプに参加し、ジョエル・ブヴィエによる振付作品に出演。
翌年、シアター・ヴィディ・ローザンヌとLGアートセンターが共同制作した作品にキャストされ、ピエール・リガルが振付を担当した作品に出演。これにより、フランスで28回、スイス10都市で公演を行った。
その後、数々の作品を振り付け、振付家としてだけでなく、身体論（ソマティック・メソッド）に基づくムーブメントの指導を行うダンサーとしても活動。
2022年以降、韓国とオランダで即興ツアー公演を行い、即興アーティストとして活動中。
現在、Choomna Dance Company、Choomna Body Tuning Center、Choomna Art Center の代表を務める。

作品内容
※ CHANGGWI（チャンギ）:
虎に殺されたことで怨霊となり、さらに多くの犠牲者を生み出す霊
美しいと思っていたものが恐ろしく見えたり、時には攻撃を仕掛ける前の花のように見えたりしました。
私は次第にその魅力に取り憑かれていくように感じました。
「チャンギ」が人を魅了するように、「ブポ」も私を魅了したのです。

終了した公演

セッションハウス・アワード　ダンス花受賞者公演
若手ダンサー支援プロジェクト

公演日時

2024 年9月28日(土)15 00/19:00

※開場は開演の30分前